コラム

皇室に献上もされた花月三大銘菓の一つ「袖ヶ濱」とは

袖が濱の包装と中身が同時に見えるイメージカット

花月を代表する、祝いのための干菓子です

大正・昭和・平成の御代に三度、天皇陛下へ献上の栄を賜った、花月を代表する銘菓のひとつです。

ただ、袖ヶ濱の魅力は、そうした歴史だけにあるわけではありません。
口にしたときのやさしい甘み、静かな品のよさ、そして能登の景色を映した佇まい。
晴れの日のお菓子として長く親しまれてきた理由は、ひと口の中に、そうした美しさがきちんとあるからです。

三度の献上菓子
三度の献上菓子「袖ヶ濱」

名の由来は、能登・袖ヶ浜の波

「袖ヶ濱」という名前は、能登・袖ヶ浜の波に由来しています。

寄せては返す波のやわらかな姿を菓子に映したその意匠には、華やかさというより、落ち着いた美しさがあります。
目を引くための表現ではなく、見れば見るほど趣が感じられる。
袖ヶ濱には、そんな和菓子らしい魅力があります。

土地の風景を菓子に映すこと。
それは、和菓子が昔から大切にしてきた表現のひとつです。
袖ヶ濱にもまた、能登の穏やかな海辺の気配が、さりげなく込められています。

和三盆ならではの、やさしく上品な甘み

袖ヶ濱には、讃岐産の和三盆を用いています。
伝統の木型で一つひとつ丁寧に仕上げることで、繊細なかたちと、ほろりとほどけるような口どけが生まれます。

口に含むと、甘さはやわらかく、後味はすっきりとしています。
強く印象を残すというより、気づけばもう一度味わいたくなる。
そんな上品な甘みが、袖ヶ濱の持ち味です。

濃茶にも薄茶にもよく合うため、お茶席のお菓子としてはもちろん、落ち着いた贈りものとしてもお選びいただいています。

歴史があるからこそ、今も変わらず大切にしたいこと

袖ヶ濱は、初代・二代・三代にわたり、三度の献上を賜った慶祝干菓子です。
花月の歴史を語るうえで欠かせないお菓子であり、その歩みの中で大切に受け継がれてきました。

けれど、長く続いてきた理由は、歴史があるからだけではありません。
祝いの席にふさわしいこと。
贈る相手に失礼がないこと。
そして、食べたときに心がほどけるようなおいしさがあること。

そうした菓子としての本質を、変わらず守り続けてきたことが、今日まで袖ヶ濱が愛されてきた理由なのだと思います。

ご進物にも、お祝いのお席にも

袖ヶ濱は、お祝いのお席に添えるお菓子としてはもちろん、季節のご挨拶やご進物にもふさわしい一品です。

たとえば、節目のお祝いに。
あるいは、大切な方へ感謝の気持ちを届けたいときに。
格式がありながら、どこかやさしさも感じられる袖ヶ濱は、気持ちを丁寧に伝えたい場面によくなじみます。

贈りものは、品物そのものだけでなく、選んだ人の心づかいも一緒に届くものです。
袖ヶ濱が、そのひとつの形になれればと思っております。

能登の景色と、花月の心を映した銘菓

袖ヶ濱は、能登の風景を映し、祝いの心を託した花月の銘菓です。
華美ではなく、静かに美しいこと。
やさしい甘みの中に、きちんとした品格があること。
その佇まいに、花月が大切にしてきた菓子づくりの心が表れています。

大切なひとときに寄り添う一菓として、袖ヶ濱をご賞味いただけましたら幸いです。

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